LD(学習障害)簡易検査チェック表

発達障害

LD簡易検査チェック表

簡易検査チェック表の使い方

下記のポイントを意識しながら回答ください。

・6カ月以上、この様子が認められる。
・12歳になる前から存在している。
・2人以上で確認する。
 (可能であれば親以外の方にも確認してもらう。)
・「ない」0点、「まれにある」1点、「時々ある」2点、「よくある」3点。
・6つの領域の内、少なくともひとつの領域で該当項目合計が12ポイント以上でLDの疑いあり。

Q1.聞く

・聞き間違いがある。
 (「知った」 「行った」 と聞き間違える。)
・聞きもらしがある。
・個別に言われると聞き取れるが、集団場面では難しい。
・指示の理解が難しい。
・話し合いが難しい。
 (話し合いの流れが理解できず、 ついていけない。)

Q2.話す

・適切な速さで話すことが難しい。
 (たどたどしく話す。 早口である。)
・言葉につまったりする。
・単語を羅列したり、短い文で内容的に乏しい話をする。
・思いつくままに話すなど、筋道の通った話をするのが難しい。
・内容をわかりやすく伝えることが難しい。

Q3.読む

・初めて出てきた語や、普段あまり使わない話などを読み間違える。
・文中の語句や行を抜かしたり、または繰り返し読んだりする。
・音読が遅い。
・勝手読みがある。
 (「いきました」 を 「いました」 と読む。)
・文章の要点を正しく読み取るのが難しい。

Q4.書く

・読みにくい字を書く。
 (字の形や大きさが整っていない。まっすぐに書けない。)
・独特の順でかく。
・漢字の細かい部分を書き間違える。
・句読点が抜けたり、正しく打ったりすることができない。
・限られた量の作文や、決まったパターンの文章しか書けない。

Q5.計算する

・学年相応の数の意味や表し方についての理解が難しい。
 (三千四十七を300047や347と書く。分母の大きい数が値として大きいと思っている。)
・算簡単な計算が暗算でできない。
・答えを得るのにいくつかの手続きを要する問題を解くのが難しい。
 (四則混合の計算や2つの立式を必要とする計算など。)
・学年相応の文章題を解くのが難しい。

Q6.推論する

・学年相応の量を比較することや、量を表す単位を理解することが難しい。
 (長さやカサの比較など。)
・学年相応の図形を描くことが難しい。
 (丸やひし形などの図形の模写 見取り図や展開図など。)
・事物の因果関係を理解することが難しい。
・目的に添って行動を計画し、必要に応じてそれを修正することが難しい。
・早合点や飛躍した考えをする。

簡易検査チェック表の結果について

・「ない」0点、「まれにある」1点、「時々ある」2点、「よくある」3点。
・6つの領域の内、少なくともひとつの領域で該当項目合計が12ポイント以上でLDの疑いあり。

他の神経疾患だけでなく、不安定な環境などでも似たような症状を引き起こす場合があります。

正しい診断をするためには必ず専門機関での検査をお願いいたします。

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