好きな子と同じクラスになる方法を教えます!クラス替え⑥

クラス替え

好きな子と同じクラスになるには?


1.苦手な子と違うクラスになる裏技を教えます!

 クラス替えで最も気になるのは「誰と同じクラスになるのか?」という部分ではないでしょうか?

『仲の良いAさんと同じクラスになっているかな~?』
『大好きなBくんが一緒だといいな~!』
『Cさんが同じクラスだと・・・・。』
『怖いDくんがいると学校に行きづらいな・・・。』など

2.苦手な子と違うクラスになるには?

 苦手な子と違うクラスになるのは、それほど難しくありません。特に「いじめ」や「無視」「悪口」などで不登校になってしまったり、欠席が増えたりしている子の場合は高い確率で違うクラスになることができます。ただ、何もしないで違うクラスになれるわけではありません。苦手な子と違うクラスになりたい場合は、その旨を学校に伝えることが必須となります。

 最もシンプルかつ効果的な伝え方は、親が学年主任や教頭、校長に伝えることです。さらには、電話などではなく面会をして伝える事が大切です。
 私の教員経験では、校長への直談判だけでなく、手紙も一緒に持ってきた親がいました。ここまでやられては学校としても断るわけにはいかないでしょう。なぜなら、親の意思に反した学級編成をしたことで「不登校」や「いじめ」が悪化してしまった場合、責任問題が生じるからです。

3.好きな子と同じクラスになるには?

 好きな子と同じクラスになる場合も同様です。「いじめ」や「無視」などで不登校になったり、欠席が増えたりした子であれば、高い確率で「好きな子」と同じクラスにしてもらえます。
 もちろん、同じクラスになりたい旨を学校に伝える必要はあります。こちらも、子どもが先生に伝えるのではなく、親が伝えることで「好きな子」と同じクラスになる確率は上がるでしょう。

「不登校じゃないと好きな子と一緒になれないのですか?」

 このように聞かれたこともあります。もちろん、そんなことはありません。しかし、不登校の子どもと比べた場合、一緒のクラスになる確率が下がってしまうことは否定できません。それでも子どもに取っては1年を左右する大きな問題です。

 そこで、今回は先生にお願いをして「好きな子」と同じクラスになれる可能性を上げる方法をご紹介させてもらいます。

4.親に頼んでもらう!(成功確率90%)

 不登校でなくても、親が学校に相談することで「好きな子」と同じクラスになる確率は上がります。なぜならば、学校は親からのクレームを恐れるからです。

「申し訳ありませんが約束はできません。」

 このように言われることが多いでしょう。しかし、ここで諦めてはいけません。1回だけで諦めずに2~3回はお願いするといいでしょう。(学校からモンスターペアレント扱いされないように注意して下さい。)また、少しでも役職が高い先生に相談することをオススメします。

「若い担任より中堅の担任!」
「中堅の担任よりベテランの担任!」
「ベテランの担任より学年主任!」
「学年主任より生徒指導主事(主任)!」(これは学校によります)
「生徒指導主事(主任)より教務主任(主幹教諭)!」
「教務主任(主幹教諭)より教頭!」
「教頭より副校長!」
「副校長より校長!」

 私が教員をしていたとき、突然、校長が学級編成会議にきて「AさんとBさんを一緒にするように」と言ってきたことがあります。後にAさんの親が校長に直談判したことがわかりました。Aさんの親は「面倒(モンスターペアレント)」で有名な親でした。校長はAさんの親からのクレームを恐れて同じクラスにするように指示を出したのです。

5.学校は文句を言ったもん勝ちの世界

 学校は「文句を言ったもん勝ち」の世界です。一般常識では恥ずかしくて言えないことを平然と言ってくる親がいます。本来であれば「無視」「拒否」と言う対応をとればいいのですが・・・。クレームを恐れる校長は、それらの意見の全てを受け入れようとします。

 逆に「我慢」をして何も言わないと学校は動いてくれない場合があります。「いじめ」の加害者が被害者よりも優遇されるのは、総じて「いじめ」の加害者の親は「モンスターペアレント」が多いからです。
 反対に「いじめ」の被害者の親は「一般常識」があり、さらに「争いを好まない」方がほとんどです。

 悲しいことですが、学校としては「どちらの親を納得させる(黙らせる)ことが簡単か?」という基準で対応することが少なくないのが現状です。

6.親が言ってくれない場合の裏技!(成功確率60%)

 「いじめ」や「無視」などにより「不登校」になってしまっている状態であれば、親も心配して学校に相談をしてくれるでしょう。
 しかし、「いじめ」や「無視」などもなく、毎日、学校に行くことができていれば、親が学校にお願いに行くことはないでしょう。

 それでは「好きな子」と同じクラスになるのを「運」に任せるしかないのでしょうか?ここでは「とっておきの裏技」をご紹介します。それがコレです!

「スクールカウンセラーさんにお願いをする!」

 簡単に言うと、スクールカウンセラーさんと話をして、どれだけ「好きな子」と一緒になりたいかを伝えるのです。

「私はAさんのおかげで、今、毎日を楽しく過ごせているんです。」
「Aさんがいるとガンバることが出来るんです!」
「一緒に勉強をしたり、部活に励んだりしています!」
「もちろん、Aさん以外の人とも仲良くできるのですが・・・。」
「別のクラスになった時が不安で仕方ないんです。」

 子どもが不安に思っていることの解決方法を一緒に考えて下さるのがスクールカウンセラーさんです。また、自分のクラスの子がスクールカウンセラーさんと話をすると心配してくれる先生もいます。
 スクールカウンセラーさんから「先生に話す許可」について説明があったときは「はい」と返事をして下さい。これにより、スクールカウンセラーさんが担任の先生や主任の先生に上手に話をしてくれます。当然、「好きな子」と同じクラスになる可能性は上がるでしょう。

7.若い先生にお願いする(成功確率30%)

 親にも頼むことができず、スクールカウンセラーさんにも頼むことができない場合は、担任の先生や話しやすい先生、主任の先生に自分でお願いをしましょう。

 普段から話をする先生には相談がしやすいかもしれません。年齢の近い若手の先生に相談をするのもいいでしょう。ただ、若い先生には「学級編成」の決定権はありません。また、どんなに正しい意見を言っても採用されないこともあります。

 もちろん、誰にも相談しないよりは「好きな子」と同じクラスになる可能性は上がるでしょう。ベテランの先生や主任の先生に相談できない場合は、駄目元のつもりで若い先生にお願いをしてみましょう。

8.主任を味方につければ!確率アップ!(成功確率90%)

「好きな子と同じクラスになりたいけれど、親にもスクールカウンセラーさんにも頼めない・・・。担任の先生は若い先生だし・・・・。」

 そんなときは勇気を出して学年主任の先生に相談をしてみましょう。学級編成の最終決定権は学年主任にあるため、学年主任を説得できれば同じクラスは決定です。
 ただ、気むずかしい先生もいらっしゃるでしょう。そんなときはベテランで力のある先生に相談するのも1つの方法です。学年主任の先生も自分が信頼をしているベテランの先生の意見は参考にするからです。

9.主任の先生と仲良くして確率アップ!(成功確率95%)

 すぐには出来ないかも知れませんが、学年主任の先生の信頼を得ることができれば「同じクラス」になる確率も上がります。

 学年主任の先生の信頼を得るには、普段から授業に熱心に取り組んだり、質問をしたりすることが大切です。もちろん、休み時間に学年主任の先生に話しかけたりするのも効果的です。

 学年主任の先生の教科によって「説得の方法」は変わります。理系(数理)の先生は論理的に物事を考えるため「納得できる意見」を聞く事が出来れば「同じクラス」にしてくれる傾向があります。逆に文系(国社英)や技能系(音美体技家)の先生は、「熱意」や「努力」を感じる事で「同じクラス」にしてくれる傾向があります。

 これは成績をつけるときも同様です。理系の先生は「数字」を大切にする傾向がありますが、文系や技能系の先生はノートや作品など「熱意」や「努力」を大切にする傾向があるのです。

10.一緒になりたいプラスの理由で確率アップ!(成功確率80%)

 スクールカウンセラーさんへの相談で少し触れましたが「好きな子」と同じクラスになることで「プラスに作用する」ことを先生たちに伝えておくことは有効です。

「Aくんと学級委員をやって、学級や学年を良くしたいんです!」
「昔、私がいじめられていたときにBさんが助けてくれたんです!」
「Cくんとお互い、部活で優勝を目指そうと約束した仲なんです!」
「Dさんと一緒なら、ZさんやYさんに注意ができると思います!」など

 先生たちに「一緒になるとこんなに良いことがありますよ!」とアピールするのです。また、行動でも先生たちにアピールできると「同じクラス」になる確率は上がります。

「先生には、元気よくあいさつをする。」
「先生の話をしっかり聞く。」
「先生の手伝いをする。」
「授業で積極的に発表する。」など

 「好きな子」や「親友」と同じクラスになりたいと思っているのであれば、今まで紹介してきたことをスグに実行して下さい!まだまだ、「同じクラス」にしてもらえる可能性はあります!もし、今年のクラスで同じクラスになれなくても、努力を続ければ来年はきっと同じクラスになれるでしょう!

「ガンバレ!小学生!」
「ガンバレ!中学生!」
「お母さん、お父さん、協力してあげて下さい!」

→「学級担任」や「学校」「子育て」の悩みがある方はこちら!
→「学校の裏話シリーズ」アマゾン電子書籍で販売中!

コメント

タイトルとURLをコピーしました